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炭化ケイ素

炭化ケイ素(Silicon carbide, SiC)とは、炭素(C)とケイ素(Si)が1対1で結合した共有結合性の化合物で、天然にはほとんど存在しません。

炭化ケイ素

純粋な炭化ケイ素は無色透明で、工業用では、黒色が一般的。 清浄な製造工程ほど色が薄くなる。

高硬度、耐摩耗性、摺動性に優れる

ダイヤモンドの結晶構造によく似ている。 共有結合であるため、かなり高硬度で、他のセラミックスに比べて高温域(1000℃以上)においても機械的強度の低下が少く、耐摩耗性にも優れ、摺動性も良い。

耐熱性

耐熱性としては、空気中で約1500℃~1600℃位まで安定し、耐熱部品として用いられる。

空気中において700℃~800℃以上で酸化がはじまるが、表面にできる酸化皮膜SiO2が内部への酸化進行を抑えるため、耐酸化性を持つ。

高い熱伝導性

金属に似た高い熱伝導率をもち、熱を伝えやすい性質があるため、他の半導体の基盤部材としても利用される。

化学的に安定

化学的に安定しているため、耐薬品性も良好で、酸やアルカリに侵されにくい。 一部の混合酸液にはわずかに溶け、一部の溶融塩や融鉄には溶ける。

半導体である

電気的には半導体であり、シリンコンに比べてバンドギャップが大きいため、高温・高線量環境において利用できる半導体として注目されている。